« バトン・バトン | トップページ | 竹スピーカー »

2拍15連

「020409ocean.m4v」をダウンロード

(旧OS用)「020409ocean.avi」をダウンロード

2002年4月9日、江古田BUDDYでのJunky Funkライブのひとコマです。地味に2拍15連符を叩いているので、その辺りを抜粋しました。曲は「Oceanfront」のソプラノ・サックスでのアドリブ部分で、ベーシックなリズムは最初11秒ぐらいは5連符で12秒以降は7連符になります。この曲は全体を通して5連符と7連符で成り立っています。
Ocean_06

Ocean_01ベーシックなリズムは5連符で、ピアノのバッキングがこのあたりから7連符カンプに…

Ocean_022拍15連で応酬。ベースは5連フレーズをキープ、サックス・アドリブは川の流れのような…

★簡単な2拍15連符の叩き方

Ocean_05まずは、「右で始まり左で終わる3連符」の叩き方を2種類。この2種類の組み合わせだけでも色々なフレーズが作れて便利です。例えば、RLLRLL、RRLRRL、と同じやつをくり返したり、RLLRRL、RRLRLL、と組み合わせたり、RLLRLLRRL…、色々ですね。

Ocean_12そして譜例1はチェンジ・アップの時と同じ、5連符を右左交互に叩いた例です。奇数連符なので2拍で解決します。

Ocean_13譜例2は譜例1の左手を休みにしました。これは取りも直さず2拍5連です。譜例2-Aは同じ内容を書き直したもので、連符を分数表示にしました。また、譜例2-Bは拍子を5/8に変換したものです。
Ocean_17
Ocean_16

Ocean_14譜例2の休んだ左手をダブル・ストロークで埋め込んだものが譜例3です。「右で始まり左で終わる3連符」RLLを使っています。ここでRRLのテクニックを使ったのが譜例4です。

Ocean_15

Ocean_183連符×5=15という部分に注目した場合、譜例3-Aのようにも書き表せます。譜例3-Bはバスドラム(拍)を上の連符に書き込んだものです。2拍目の手足の関係が微妙である事がよく分ります。

Ocean_19

ビデオ・クリップでの演奏は譜面下段の2拍目のバックビートのスネアからこの技に入ってます。2拍15連符の9つ目から入っているので丁度7つ、7連符のようになっていますね。その後もバスドラムとスネアで拍の頭を強調しているので5連符のベースと7連符のピアノも混在出来ています。(…ですよね!?)譜面下段の4拍目のスネアはジャスト・ポイントより1/15拍分後のポイントに来てしまっていますが、誤差範囲ですね。(テンポにもよりますが。。。)この4拍目の微妙さを除けば、5連符を感じながら2拍15連符が叩けるとても便利なテクニックです。そしてそれは2拍14連符、つまり7連符にかなり近いフレーズを叩いている事にもなります。
下の譜例ではこのテクニックを使い、途中で手順をRLLからRRLに切り替える事で2拍目の微妙さを解決しています。なおかつ、連符の数も15→14になっており、7連符に限り無く近づいています。

Ocean_21



Jack in the Box

Music
Jack in the Box

アーティスト:Junky Funk

販売元:インディペンデントレーベル

発売日:2000/02/21

Amazon.co.jpで詳細を確認する

« バトン・バトン | トップページ | 竹スピーカー »

楽器(2007以前)」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • Last.fm - itto9