今年もお世話になりました
今日は大晦日。
相変わらず、こういう時季にオードリー(花)が膨らんでいます。
ヘンダーソン(わんこ)もつられて膨らんでいます…
スコ・ヘン(g)の「Dog Party」あたりで年を越そうかしら。
戌だらけのブルース・アルバムです。
「Tribal Tech」に聞き慣れているので、あまりにもブルージーでたまげます。
Dog Party アーティスト:Scott Henderson |
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今日は大晦日。
相変わらず、こういう時季にオードリー(花)が膨らんでいます。
ヘンダーソン(わんこ)もつられて膨らんでいます…
スコ・ヘン(g)の「Dog Party」あたりで年を越そうかしら。
戌だらけのブルース・アルバムです。
「Tribal Tech」に聞き慣れているので、あまりにもブルージーでたまげます。
Dog Party アーティスト:Scott Henderson |
Junky Funk:松井秋彦(p,key)、音川英二(ts)、岡田治郎(b)、嶋村一徳(ds)
2006年12月12日 Junky Funk at 伊豆高原Corona Park での15ビート。
15ビートのリフ上でドラム・ソロを展開するにあたり、さしあたり5連符×3拍子からチェンジアップしてます。
5→6→7→8→9連符まで行って5連符に戻り、そこから3連符×5拍子ノリで16分音符、6連符パラディドル取り等のバリエーションで盛り上げてます。レコーディング時には無かったピアノの右手のリフが、5連符×3拍子ノリで展開する向きなのにツアーの途中から私は気が付いてしまいました。このようにかなり冒険的なアプローチをライブで出来るのもこのバンドの良さだと思ってます。そういや、カッパデラックス17号(松井秋彦)は「仕返しされた〜」と言ってましたが、何の事かな?(笑)
Junky Funk / Standard Time の「Take Five」、ほんの5分程度にドラマが凝縮されて、正にテイク・ファイヴ!
CDレコーディング時は、ほとんどテイク1、2、あたりで録りましたの。
「テイク・ファイヴ」は4分の5拍子のリフが特徴的な4ビートのジャズ・ナンバーです。
4ビートの1拍を3連符で分割するならば「3連符×5拍子=15ビート」として捉えられます。「Junky Funk / Standard Time」ではこれを「5連符×3拍子=15ビート」として捉え演奏しています。「老婆」と「婦人」のどちらにも見えるだまし絵のようでもあります。
MP3で聴けるサックス・アドリブ部でのピアノ・バッキングを5連符×3拍子の譜面にするとこんな風になります。譜面下段は、同じバッキングの左手パートを3連符×5拍子に書き直してあります。
ポイントは、メロディが3連符×5拍子のオリジナルなノリで演奏しています。特にサビ部分は伴奏もブルーベックのと同じ4ビートで演奏していますので、一度メロディを聴くと、もう5連符×3拍子には聴こえない!!…という「儚さ」があります。オリジナルのメロディを口ずさめるような方であれば、なおさらです。何を隠そう、演奏している私たちも…
そういう「儚さ」とは裏腹に、ビシバシんっぺっぺー!!と快活な演奏をしております。
Junky Funk / Standard Time の「Take Five」、賞味期限はありませんが、早めにお楽しみ下さい。
「061212giant.mov」をダウンロード(4.8MB)
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2006年12月12日 Junky Funk at 伊豆高原Corona Park でのコルとレーン。
コルトレーン・チェンジとメトリック・モジュレーションが同時進行している、あまりにもマニアックなベース・アドリブ。フラフープじろちゃん(岡田治郎)は二足の草鞋を履いてますね、多分。片足に加速装置を履いてます。。。羽田空港なんかの動く歩道を1m間隔に設置すると、こんな感じじゃないかな? ドラム的にはコルトレーン・チェンジは気にしなくてよいのが助け。
リズムの細道、Colt-lane 。
VMEでJunky Funk / Standard Timeの詳細を見る : http://www.vme.co.jp/
VMEで購入する : Junky Funk / Standard Time
Junky Funk / Standard Time の「Giant Steps」、乗り降りの際はお足下に十分ご注意下さい。
Standard Time アーティスト:Junky Funk |
Junky Funk:松井秋彦(p,key)、音川英二(ts)、岡田治郎(b)、嶋村一徳(ds)
「ジャイアント・ステップス」はキーチェンジが激しいくせに速めにプレイする事が多い、
4拍子の4ビート曲です。
Junky Funk / Standard Time の「Giant Steps」では偶数小節を3拍子にして、都合7拍子のようにプレイしてみました。そして更に…
フラフープじろちゃん(岡田治郎)曰く、i徳nano(嶋村一徳)は「3拍と見るやいなや、4で割る人」らしく、(メガロン一刻記事:4連符、8連符)その特性を遺憾なく発揮できるようにと、3拍子部分を毎度必ず3拍4連符でプレイするコーラスも設けてくれました。上記記事ではドラムの単独プレイですが、今回はベースも一緒に4連してくれるので心強い。おまけにアドリブパートのバッキングでも4連し放題!
上のMP3では4拍子と3拍4連(仮想4拍子)を交互にプレイしたテーマ部と、7拍子で余裕こいてるおぴょぴょん(音川英二)のアドリブがちらっと聴けます。アルバムではこの後、じわじわリズミカルに追いつめて行くようになってます。
3拍4連符アンサンブルの歴史はCPJ界では古いです。それにしてもこの「Giant Steps」のように毎小節ごとに変速するかのような「マメ」なアンサンブルは、相当リハーサルを積まないと有り得ないようなものだと思うのですが、実はこれも「なまれん」と同じ頃、同じようにツアー移動中(土岐→静岡)の車内で発生したものです。2003年4月6日静岡VelvetSoundが初演のようです。
やっぱり静岡(笑)
Junky Funk 1st アルバムのタイトルチューン「Jack-in-the-Box」では3拍4連符、3拍8連符で部分的にアンサンブルしている箇所がありますが、やはりこのアンサンブルがあってこその車内開発でしょう。
この4拍子→3拍4連符(仮想4拍子)の行き来をテーマ部のみならずアドリブ・パートでも展開しているのですが、さすがにずっとはキビシーようで…小さい靴を無理して履いたままだとマメができますから。。。
途中から仮想4拍子の速さにテンポチェンジ(メトリック・モジュレーション)するのですが、キビシー部分からの開放感からかソリストが遊びに行きっ放しな事もしばしば。普通はこのテンポチェンジした後の速さも結構キビシーはずなのですが。速度養成靴の成果かしら?
帰る時は早めに連絡くれないと、ごはんの仕度が間に合わなくなります。
Junky Funk / Standard Time の「Giant Steps」、乗り物酔いの激しい方は使用に十分ご注意下さい。
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2006年12月12日 Junky Funk at 伊豆高原Corona Park でのなまれん。
カウベルはいつもバスドラムにマウントしているのですが、フロア・タムを改造したバス・ドラムなのでマウントする場所がない… 仕方が無いので、床に置いたフロア・カウベルでお送りします(笑)
「オルフェのサンバ」は通常サンバもしくはボサノバのリズムで演奏する事が多い曲ですが、Junky Funk / Standard Time では7連符を使ってサンバに似せたリズム「なまれん」で演奏しています。
サンバやボサノバのベース・パターンを16ビートで書くと、上のような譜面になります。
実際の演奏では譜面で表現できないような微妙なノリ、訛りがあります。
フラフープじろちゃん(岡田治郎)が Junky Funk に参加し始めた頃「Ondo Ondo」のような7連符ビートの曲は、とても違和感があったらしいです。(これは、当たり前の事ですが…)どうやったらもっと良い演奏になるか、きっと研究したのでしょうね。そこで、サンバの微妙なノリと、7連符「かなりダメだし」のノリが、ベース的にかなり近い事に気がついてしまった…
そんなわけで、「かなりダメだし」のノリで演奏されている Junky Funk / Standard Time の「Samba De Orfeu」をぜひ聴いてください。世界初!!
VMEでJunky Funk / Standard Timeの詳細を見る : http://www.vme.co.jp/
VMEで購入する : Junky Funk / Standard Time
CDレコーディング時は、カウベルはちゃんとバス・ドラムにマウントして叩きました。
Standard Time アーティスト:Junky Funk |
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2006年12月12日 Junky Funk at 伊豆高原Corona Park でのステップ。
「Metropolis」はお客さんにとっては聴きやすい方の曲らしいので、
Junky Funkの中では「ダンス曲」にカテゴライズされているというウワサ。
ダンス・ビートに欠かせないバス・ドラムの4分音符踏みをキープしつつ、
16分音符をメイン・フロアにして上階、下階に行ったり来たりしてます。
ベース音は建物に響くのでしょうか、フロアを移動しても、常に聞こえていますね。
天井裏にいる、ちょこちょこ走るハムスターの足音も聞こえます。
下階の3連符、2拍5連符、8分音符、2拍3連符あたりはかなり浮遊感があります。
さしづめ、屋外の螺旋階段といったところか。
フロア・タムは、床に置くタムです。
「061120bumpy.mov」をダウンロード(10.9MB)
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2006年11月20日 Junky Funk at 静岡Velvetsound での「Bumpy Vamp」ドラムソロ。
9拍子の混沌としたリフ上で繰り広げられるドラムソロ中に含まれる、
スティック同士を打ち鳴らした拍子木のような音がお気に入り。
一度鎮火させてすぐまた燃え広がらせるバックドラフト奏法(?)は、
ドラミングにおいてはたいへん有効です。
消防団が「火の用心」と声をあげながら打ち鳴らす拍子木の音が聞こえて来ると、
「あぁもう年末なんだなぁ」と師走の忙しい時期にゆとりを思い出し、
もう一度手綱をしめなおします。
「061203chess.mov」をダウンロード(7.8MB)
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2006年12月3日 Line Drive at 銚子Brown Sugar でのフィル・イン。
「Chess on the Deck」は16ビートの曲です。
最近のLine Driveの楽曲ではお気に入りです。このへなへな感が、たまらん。
曲を始める時にドラム・フィルインから入る事はよくあるのですが、
こういう時は曲調に合わせた16分音符でフィル・インをするのが常套句。
ここでは、5連符、7連符、5連符、7連符、7連符と奇数連符で、しかも5拍…
五七五七七の並びは和歌の一形式、短歌を思わせます。
和歌は五句体(31モーラ)の詩形です。
(…と、Wikipediaに書いてありました。音韻論って、面白そう。)
ドラム的にここはチェンジアップ、チェンジダウンで、連符のひと塊(1拍)が同じ長さになるよう叩きます。
試しに、百人一首の和歌を当てはめてみましょう。
5モーラの句体はゆったり、7モーラの句体は素早く、どうぞ。
五:奥山に
七:もみぢふみわけ
五:なく鹿の
七:声聞く時ぞ
七:秋はかなしき
音韻論的には1モーラは同じ長さで発音されますので、歌の会では禁じ手だと思います、多分。
船のデッキで将棋でもやりながらなら、こんな可変的和歌を詠むのも、乙。
メロディが、カモメのさえずりに聞こえてきました。
清水貴和子(vo) 吉村 京花(vo)
村山俊哉 (p) 浦上俊彦(b) 嶋村一徳(ds)
「061120ondo.mov」をダウンロード(5.6MB)
(旧OS用)「061120ondo.avi」をダウンロード(8.0MB)
Junky Funk:松井秋彦(p,key)、音川英二(ts)、岡田治郎(b)、嶋村一徳(ds)
2006年11月20日 Junky Funk at 静岡Velvetsound での音頭。
「Ondo Ondo」はJunky Funk 2ndアルバムに入ってますが、7連符と5連符だけで曲が成り立ってます。なんでも「音戸町の音頭」が曲名の由来だそうです。
最初の数小節は7連符×7拍子=49beatと、「変ビート」の代表例です。言葉をあてはめるなら、「かなりダメだし」「アブラカタブラ」「東長崎」など、3+4で割れるものがハマリがよさそうです。5連符に変わる寸前の小節は7連符のまた別のアクセントになりますが、2+3+2でアクセントのつけやすい「それやっぱダメ」「ミトコンドリア」等の語呂で凌いで下さい。「墨汁をくれ」などと強い口調で合わせると、ギャグマンガ日和の聖徳太子、小野妹子ファンの方にはたいへん有効なアクセントとなります。
同様にして、5連符の部分も適当な言葉をあてはめてみて下さい。作曲者の意図からすると「えらやっちゃ」を2拍(5×2)に当てはめたい所ですが、これは妙〜に間延びするので難しいと思います。(音戸町方面の方は、そのままでイケるかもしれません。)ですから、3+2に分けやすいものを順に「これはダメ」「それはダメ」「あれはダメ」「どれもダメ」と、ゆったり当てはめて下さい。
これに続くキーボードやベースが全音符で3拍伸ばしている部分は、この動画の例だとドラムが7連符で叩いてますので「みんなダメかも」など繋がりのある言葉を選ぶと詰め込み感が如実に意識出来ます。勿論、7連符以外の音符を当てはめても面白いです。いろんな可能性を秘めてます。
何はともあれ、妙に流暢なおぴょぴょん(音川英二)のサックス・ソロが見事なパートです。そしてこの変ビートは Junky Funk / Standard Time の様々な変ビートへと変貌を遂げるのであった。
「061203BrownSugar.mov」をダウンロード(3.8MB)
2006年12月3日 Line Drive at 銚子Brown Sugar でのにせオヤジ。
曲が始まる前に、にせパーカッション部隊が演奏してます。
ちなみにバンドはLine Driveですが、メンバーの一部がJunky Funk だめオヤジ部隊と重複してます。
「コンガ」に似せた手スネアドラムと、「スルド」に似せたベース・タッピング。
そして、
どう聴いても「木魚」のギターが絡んできます。5連符で。
似せ→偽っぽい。
銚子BrownSugar前の車と海と船と空。
海沿いにお店があります。
ご来場の皆様、CDを買って下さった皆様、
ありがとうございました。
ツアー移動中に様々なとんでもない技が開発されるのですが、今回新たなだめ〜ビート、「ためオヤジ」が生み出されてしまいました。
2006年11月25日Junky Funk at 横浜Hey Joe での「ためオヤジ」。
「061125tameoyaji.mov」をダウンロード(2.8MB)
Junky Funk:松井秋彦(p,key)、音川英二(ts)、岡田治郎(b)、嶋村一徳(ds)
譜面にすると実に簡単です。
上は普通の8ビート、下が「ためオヤジ」。
4拍目の前に16分休符がひとつ入っただけ。。。
いやしかし、4拍目のスネアドラムの寸前にただこれだけの事で…相当だめ〜な感じになります。アドリブパートになると休符に音を埋めたりして普通の17/16拍子になりますが、この17ビートのスムースに流れる事流れること…
カウントが最大の難関、難しかったな〜
コブハム好きのドラマーの方ならすぐ出来ると思いますので試してみて下さいね。普通のポップスバンドで、断り無しにやっちゃだめですよ〜
…
断っても、だめですよ〜自己責任で。
手拍子を2拍、4拍に入れて頂くと、予想外に楽しいみたいです。ここは16分休符をひとつ、とか考えずに、4拍目をちょっとタメるだけでOK。カッパデラックス17号(松井秋彦)も夢中になってたようです。
そもそもこの「ためオヤジ」、おぴょぴょん(音川英二)の駄洒落が発端なのですが、後に飯田CANVASのスタッフから「くいだめオヤジ」なるアイデアも頂きました。3拍目あたりをフュージョンちっくにシンコペーション(アンティシペーション)すると「くい」の表現になりそうですね。直後の4拍目の「ため」と合わせて、「くいだめ」だと…
増長してます?(笑)
そういえば、コミックバンド「おかげさまブラザーズ」で似たようなネタがありましたね。学生の時、一度お手伝いさせて頂いた事がありました。その時はもっとアングラなネタばかりだったような…
面白いアイデアはどしどし実現させていきたいと思います。
その後の17拍子タメオヤジ↓
CDになってしまいました↓
Standard Time Vol.2 アーティスト:ジャンキー・ファンク |
「061119bumpy.mov」をダウンロード(9.6MB)
Junky Funk:松井秋彦(p,key)、音川英二(ts)、岡田治郎(b)、嶋村一徳(ds)
2006年11月19日 Junky Funk at 三島afterBeatでの「Bumpy Vamp」。
サックスのおぴょぴょん(音川英二)が、「ふんふん…」と大きく聴いてる様子が、だめ〜!!(褒め言葉)
ドラマーとしては、もちろん細かい音符もコントロールしてるんですけど、意識は大きく捉える方向に働いてます。そうしておくと、2拍5連とか、3拍4連とか、使いやすいのです。
9拍子といえば、「Jeff Beck / Scatterbrain」の滑らかな8分音符のリフを思い出します。ちょうどスタジオ盤と同じぐらいのテンポかな? 最近のライブではヴィニー・カリウタが鬼のように速く叩いてましたよね。対してカッパデラックス17号(松井秋彦)の「Bumpy Vamp」はドタバタ感で勝ります、曲名通り。どうやっても合わせにくい。
…さすが、カッパデラックス17号。
こういう時はたいがいフラフープじろちゃん(岡田治郎)がうまくグルグル回してくれてます。
…さすが、フラフープじろちゃん。
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